7月6日

「しめた!あいつをゲットしたら優勝できる!」そう思いながら50UPバスの動きを観察した。
「奴は釣れる」そう判断した僕はルアーを構え、奴の動きが止まるのを待っていた。
その時奴は何を思ったかこっちに向かって泳いできた。そしてボートのすぐ手前で僕が居ることに気付き慌てて逃げていった。
「このアホバス、逃がすかぁー」そう思った僕は後からコッソリとストーキングして行くと、複雑に絡んだ木のブッシュの根元付近に入り込み出て来なくなった。そこで僕はラバジをスキッピングで木の根元に滑り込ませアワセに備えた。

つづく


<<back